インターネットや各種ネットワークはIPアドレスが基準で通信されています。
ブラウザで「http://www.example.jp」とした場合、実際にはIPアドレスに変換され通信が行われています。
このURL(ドメイン・FQDN)とIPアドレスを変換する仕組みでDNSは利用されています。
DNSには以下の機能を持っています。
ブラウザでインターネットのホームページを見ている場合、意識をしていなくても、ブラウザがDNS利用しURLをIPアドレスに自動で変換(名前解決)しています。
DNSの機能は大きく以下の2つがあります。
正引き |
URL(ホスト名・FQDN)をIPアドレスに変換する (例)「www.example.jp」をDNSに問い合わせると、該当するIPアドレス「221.242.xxx.xxx」が帰る |
---|---|
逆引き |
IPアドレスからホスト名・FQDNに変換する (例)「221.242.xxx.xxx」をDNSに問い合わせると、該当するホスト名(FQDN)「www.example.jp」が帰る |
インターネットはIPアドレスを基に通信が行われているため、ブラウザで、「http://www.example.co.jp」を見る場合でも、実際は「www.example.co.jp」がDNSによりIPアドレスに変換(名前解決)され通信されています。
上記の図は、かなり簡略化されています。実際のDNS検索(名前解決)は複雑で、下記のように行われています。
DNSに問い合わせを行う場合は、利用者は意識をしていませんが、以下の通り階層で順次問い合わせが行われています。
ただし、DNSの中にはキャッシュがあり、下記ルート通りの問い合わせが行われない場合もあります。
DNSサーバーの設定内容の確認や、DNS問い合わせ結果の確認を手動で行う場合、通常「nslookupコマンド」や「digコマンド」が使用されます。
また、当社サイト「nslookup(dig)テスト【DNSサーバ接続確認】」では、「nslookupコマンド」「digコマンド」をブラウザ上で発行する機能もございますので、合わせてご確認ください。